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スペック解説

レンタルサーバーはSSD搭載のものを選ぼう!その理由はただ1つ

2019/2/14  

レンタルサーバーを選ぶ際に大切なポイントの1つが、「SSD搭載かどうか」という点です。
WordPressを使ってブログやサイトを作ろうと思っているのであれば、この「SSD搭載」というのがより重要になってきます。

なぜそう言えるのか?
その理由を今回は解説します。

また、

  • そもそもSSDとは何か?
  • メリットやデメリットは?
  • おすすめのSSD搭載レンタルサーバーは?

という点についても説明しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

SSD搭載のレンタルサーバーを選ぶ最大の理由は、ズバリ速さ

SSD搭載のレンタルサーバーを強くおすすめする理由は、ズバリ速いからです。

SSDを利用することで、サイトの表示速度がとても速くなります
WordPressを利用しているなら、特にその効果が現れやすいです。

速度が速いことのメリット

速度が速いことのメリットはこの2つです。

  1. ユーザビリティの向上
  2. SEOに好影響

(1)ユーザビリティの向上

1つ目はユーザビリティ(利用者の使いやすさ)の向上です。

遅くて重いサイトよりも、サクサク速いサイトの方がストレスがなくていいのは明らかですよね。
ある調査によると「表示に3秒以上かかるページは、半分以上のユーザーが離脱する」という結果もあるぐらいです。

どれだけいい文章を書いて、凝ったイラストを使ったブログがあっても、表示が遅いと誰からも見られない可能性すらあります。

ユーザビリティのいいサイトは、次にお伝えするSEOにも影響があります。

(2)SEOに好影響

2つめはSEO効果です。
SEOとは、簡単に言うと「Googleなどの検索エンジンでの見つけられやすさ」のことです。

Googleは検索順位を決める時の指標に、ページの表示速度を考慮していると明言しています。
つまりは速いサイトの方が検索順位が上がりやすく、遅いサイトは検索順位が下がりやすいということです。

どれだけいい文章を書いても、検索順位が上がらなければ世の中の人に見てもらうことは難しいですよね。

SSD搭載のレンタルサーバーを選ぶことで、すべてのページの表示速度が速くなり、サイト全体のSEOにいい影響がでます
これは非常に強力なポイントです。


ではなぜSSDは速いのでしょうか?
それについて、SSDとHDDの構造の違いなどから説明していきます。

SSDはなぜ速いのか?HDDとの違い

そもそも「SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)」とは何なのでしょうか?

従来はSSDではなく、「HDD(ハード・ディスク・ドライブ)」というものが主流でした。
両方とも最後に「ドライブ」という言葉がつきます。

ではその「ドライブ」とは何かというと、「データを読み書きする記憶装置」のことです。
「データを読み書きする記憶装置」に、「SSDとHDDの2つの種類がある」ということですね。

HDDは、ハードディスクという名前の通り「ハードなディスク=硬い円盤」を使ってデータの読み書きをしていました。
イメージとしては、「レコードと針」みたいなものを使って、データを読んだり書いたりしていた、という感じです。

HDD

それに対してSSDは「ソリッドなステート=固まりの状態」のドライブということです。
「ソリッドなステート」とは「ハードなディクス」の対になる表現なので少し分かりづらいですが、要は「円盤が入っていない、チップだけで作られた固形の箱」というような意味です。

SSD

ポイント

  • HDD:円盤を使って物理的にデータを管理するもの
  • SSD:機械の電気信号だけを使ってデータを管理するもの

この「物理的か、そうではないか」というイメージをつかんでおくこが大切で、これによって大きく次の2つのことが変わってきます。

(1)速さの違い

物理的な円盤に読み書きするHDDに対して、電気信号でデータの読み書きをするSSD。
どっちのほうがデータのやり取りの速度が速いかといえば、、、当然電気信号のみでやりとりをするSSDです。

しかも、その差は圧倒的です。
環境によっては数十倍も速さが違うということもあります。

従来のHDD環境と比較してディスクの読み込み速度が48倍以上(※2)に向上しており、
データの読み書きによるボトルネックが大幅に改善された、非常に高速かつ安定したサーバー環境が利用可能です。

エックスサーバー公式サイトより引用

現在、ご自身のパソコンですでにSSDをお使いの方なら分かると思いますが、HDDからSSDに変えると速すぎて感動すら覚えますよね!
個人的な体感としては、自転車からバイクに乗り換えたぐらいの圧倒的な速度差を感じました。
いわゆる「爆速」になります。

パソコンやサーバーの速度性能を決める要素には他にも、

  • CPU
  • メモリ

などがあります。

ですが、これらは性能改良が行き着くところまでいっているので、最近では性能の伸びが鈍化して頭打ちです。
要するに、これらが与える速度性能の差はほとんどなくなってきました。

その代わり、SSDとHDDの速度性能の差はかなり大きいので、これを変更するだけで大きな差が生まれるというわけです。

ちなみに、SSDとHDDで「パソコンを起動してからエクセルを立ち上げる時間」にどれぐらい差があるのかを検証した動画があります。
「どれぐらい違うのかいまいちピンとこない」という人はぜひこちらを参考にしてみて下さいね!

(参考)SSDとHDDの速さの違い

  1. 起動までの時間
    SSD:15秒
    HDD:42秒
    → 約3倍
  2. エクセル起動までの時間
    SSD:3秒
    HDD:34秒
    → 約11倍

結果を見ると、圧倒的にSSDの方が速いですよね!
特にエクセルの3秒と34秒の差は驚きです。

サーバーも私達が普段使っているパソコンと仕組みはほとんど同じですので、いろいろなデータやアプリケーションを読み書きする際に毎回これだけの速度の差がでるということです。
となると、全体にどれほど大きな影響を与えるのかというのが分かりますよね…!

SSD利用者の声

(2)衝撃に対する違い

円盤と針で物理的にデータを読み書きするHDDは、衝撃に弱いということはなんとなく感覚でも分かると思います。
以前のパソコンが落とすと壊れやすかったのは、このHDDがあるためです。

それに対してSSDは、HDDのように円盤が回っているわけではなく、部品が並んでいるだけの単純な構造なので、衝撃に対して強いです。
これはイコール、データの保全性・安全性・安定性につながります

万が一「レンタルサーバーのデータセンターが大地震に巻き込まれた」なんて時にもSSDの方が安心ですよね!

WordPress利用時に、SSDの力がより発揮される!

さらにいうと、このSSDはWordPressを使っているときにより効果を発揮します。

WordPressが、「データベース」というものを利用して動くシステムだからです。
このデータベースがSSDだと、ページの表示速度がとても速くなります。

その理由を説明するために、まずはWordPressがどういう仕組で動いているのかというところからお話します。

WordPressでページが表示される仕組み

下図はWordPressでページが表示されるまでを簡略化したものです。
(分かりやすさを重視しているので、ざっくりと大まかな流れだけを伝えています。)

  1. 初めにユーザーが「xxx.com/page-A」というURLをブラウザに入力します。
    (=「Aというページがみたい」というリクエストをサーバーに送るということです)
    するとサーバーがそれをキャッチして、サーバー内にインストールされているWordPressにそのことを伝えます。
  2. 次に、WordPressが「Aページのデータを下さい」とデータベースに問い合わせます。
  3. するとデータベースが自分のデータ内部を検索して、該当の「Aページのデータ」を引っ張り出し、WordPressに返します。
  4. データベースから返されたデータを、WordPressがPHPやHTMLなどでページに整形して、ブラウザに返します。
  5. ブラウザでページが表示されます。

WordPressでページが表示されるときには、毎回このプロセスが発生しています。
つまり「ページを表示するたびに、毎回データベースにアクセスしている」ということです。

そう考えると、かなり頻繁にデータベースとやりとりしているということが分かりますよね。

ということは…
そのデータベースの読み書きが速ければ速いほど、ページの表示速度も速くなる、ということです。
WordPressのようにこまめにデータベースとやり取りするシステムとSSDはとても相性がいいんです。

「データベースのドライブはSSDがいい」ということの意味がご理解いただけたかと思います。


このようにメリットばかりが目につくSSDですが、実はデメリットもあります。
それについては次の章で詳しくご説明します。

SSDのデメリット

SSDのデメリットはこの2つです。

  1. HDDに比べてSSDの方が高価
  2. HDDに比べてSSDの方が容量が小さい

(1)HDDに比べてSSDの方が高価

性能面ではメリットが大きかったSSDですが、その分HDDより高価になります。

実際、格安レンタルサーバーなどではSSDではなく、HDDが使われることが多いです。
値段にみあったスペックを追求すると、そうせざるを得ないとも言えます。

格安レンタルサーバーの速度が上がらない原因の1つでもありますね。

(2)HDDに比べてSSDの方が容量が小さい

もう一つは、HDDに比べて容量が小さいということです。

これは(1)の料金の部分にも関わってくるのですが、SSDで容量を大きくしようと思うと非常にコストがかかってしまいます
ですので、SSDを搭載しているレンタルサーバーはHDD搭載のレンタルサーバーよりも、容量が小さい傾向にあります。

でも、これらのデメリットをしっかりと解消をしているレンタルサーバーがあるんです…!

SSD搭載のレンタルサーバーでおすすめは、エックスサーバー

エックスサーバー公式サイトより引用

SSDは高価なので容量が少ない」というデメリットをお伝えしましたが、このデメリットをしっかりと解消しているレンタルサーバーがあります。
それが「エックスサーバー」です。

▶ 月額900円(税抜)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』

エックスサーバーはすべてのドライブにSSDを採用(オールSSD)しつつも、容量はHDD並みの300GBもあります。

(参考)その他のSSD搭載のレンタルサーバーとの容量比較

レンタルサーバー プラン SSD容量
エックスサーバー スタンダード 300GB
mixhost スタンダード 150GB
スターサーバー スタンダードプラン 100GB
バリューサーバー スタンダード 100GB
JETBOY スタンダードSSD 40GB
コアサーバー CORE-A 120GB

これを見るとエックスサーバーの300GBという容量が大きいことがお分かりいただけると思います。

そしてSSD以外にも

  • Webサーバーにnginx
  • 通信にHTTP/2
  • PHP7が利用可能
  • 独自の高速化技術「Xアクセラレーター」の搭載

といった、高速表示のための機能がそろっています。
サイトの表示速度がいかに大切かというのは、冒頭の方でも説明しましたよね!

しかもこれだけ高性能な機能を豊富に取りそろえていながら、料金は900円〜と非常に割安でコストパフォーマンスがとてもよいです。
いま見ているこのサイトも、もちろんエックスサーバーを使っていますので、本当におすすめできるレンタルサーバーなんですよ(^^)

エックスサーバーのさらに詳細については、こちらを参考にしてみてくださいね。

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レンタルサーバーとSSDについてまとめ

レンタルサーバーとSSDについてお伝えしました。
最後に今回の内容のまとめです。

  • 表示速度の面で、SSD搭載のレンタルサーバーを強くおすすめします。WordPressを利用するなら特に大切です。
  • 速度が速いと、ユーザービリティ・SEOに好影響です。
  • HDD:円盤を使って物理的にデータを管理するもの
    SSD:チップの電気信号を使ってデータを管理するもの
  • SSDの方がHDDよりも速度がかなり速く、衝撃にも強いです。
  • SSDのデメリットは、HDDに比べて高価で容量が小さいという点です。
  • エックスサーバーであれば、SSDでもHDD並の大容量ドライブが利用できます。

最近パソコンを買い替えたことがある人なら、「やっぱり最新のパソコンは立ち上げとか、動作が速いなー」なんて思ったことがあると思います。
その速さの正体は、実はSSDだったりするんです。
(もちろんCPUやメモリの性能にもよりますが、SSDが与える影響がかなりデカイです)

そういった経験をされたことがある方なら、今回の話の影響力の大きさも理解しやすかったかなと思います。

エックスサーバーであればオールSSDで、その他の高速性能も豊富、そして何よりもコストパフォーマンスに優れているので自信をもっておすすめできるレンタルサーバーです。
少しでも気になった方は、公式サイトなどでより詳細を調べてみてくださいね!

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エックスサーバーをおすすめする理由や、評判や口コミについてさらに詳しくはこちらも参考にしてみてください。

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