レンタルサーバーを利用しようと思ったときに、あらかじめトラブルの内容や対処法を知っておくことは大切ですよね。
確率が高くないとはいえ、レンタルサーバーを運用していると思いがけないトラブルに遭遇することがあります。
- 「データが無くなってしまった…」
- 「サイトが表示されない…」
- 「サイトがハッキングされた…」
ということが実際に起きてしまったレンタルサーバーもあります。
トラブルの種類や起こった原因はいろいろあるのですが、今回は代表的なものをいくつかピックアップしてみたいと思います。
トラブルが起こってから慌てないためにも、事前に内容や対処法を知っておいてくださいね!
また、トラブルが少ないレンタルサーバーもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
レンタルサーバーのトラブルの種類は主に3つ!
トラブルとひとことで言っても種類や原因はさまざまです。
その中でも代表的なものといえばこの3つです。
- データの消失
- 接続できない・表示されない
- ハッキング(クラッキング)される
どれもかなり深刻なトラブルですよね。
- なぜこのようなことがおこるのか?(原因)
- どうすればいいのか?(対処法)
については次の章から詳しく説明します。
エックスサーバーはトラブルが少ない優良レンタルサーバー
ちなみに幸い私は過去に大きなトラブルにあったことはないです。
それは信頼できるサーバーを選んでいるからだからだと思います。
私が実際に利用しているエックスサーバーは、トラブルが少なく対応力に優れたレンタルサーバーです。
蒸気夫人が、サーバー選び失敗したかなぁと仰られていたが、ロリポップかぁ…。ロリポは本当に安定しないですよね;やっぱりエックスサーバーがトラブル少ない上に使いやすいと感じる。
— Itsy Bitsy Spider (@itsybitsykumo) 2016年7月7日
ロリポップで契約しれるレンタルサーバー(チカッパプラン)が落ちてるやん。しかも503エラー。朝の5時15分にアクセス集中するか?最近、ロリポップが激重だったり落ちたり、すこぶる調子が悪い。はぁ〜。
エックスサーバーも借りてるけど、こっちは今までノートラブル。
— 北野 啓太郎 (@KeitaroKitano) 2014年11月26日
高品質・高安定という部分が多くのユーザーからも支持されていますし、運用歴も長いです。
サポートもしっかりしているので、
- 初めてレンタルサーバーを利用する人
- WordPressサイトを作ってみたい人
も安心して利用できますよ!
エックスサーバーについて詳しくはこちらをご確認ください。
レンタルサーバートラブル1:データの消失
レンタルサーバーを利用する上で、背筋が凍るトラブルがこの「データの消失」ですよね。
いままで苦労して積み上げてきたサイトが全てパーなんてことになったらシャレになりません…^^;
ただしこれはちゃんと対応する方法がありますので、ご説明します。
まずはデータ消失が起きる原因からみてみましょう。
データ消失の主な原因
- 運営側の操作ミス
- 利用者側の操作ミス
- 物理的要因(サーバーの故障、火災、大地震など)
データ消失の原因の主なものはこの3つです。
コチラ側(利用者側)でデータを誤って消してしまった場合は、諦めもつくかもしれませんが、あってはならないのは運営側のミスです。
実際に2012年、ヤフーの子会社であるファーストサーバで、サーバーデータが全て消失するという大きな事故がありました。
その他にも、評判が悪いレンタルサーバーなどで
- データが消えた
- データがおかしい
ということを耳にしたことがあります。
「格安なのにスペックがやけに高い」というようなレンタルサーバーには少々注意が必要です。
攻めの部分ばかりに投資をして、守りが手薄ということがあり得るからです。
過去にトラブルを起こして、対応が悪かったという評判が立っているところも気をつけたほうがいいといえます。
また、確率は低いですが災害などによってサーバーが物理的に壊れてしまうことも考えられます。
実際にデータセンターが火災になってしまったり、機械が故障してしまった事例はあります。
最近で言うと、2008年にさくらインターネットのデータセンターで火災が起きました。
対処法はデータのバックアップ!
ただしどのような場合でも、データ消失への対応方法は1つです。
それは「データバックアップ」です。
これさえやっておけば、基本的には安心です。
人為的にデータを消してしまっても、物理的にデータが消えてしまっても、バックアップしておけばそれを復元すればOKだからです。
ですので、デフォルトで「自動バックアップ機能」がついているレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
エックスサーバーなら、その自動バックアップ機能が無料でついているので、とても安心ですよ(^^)
また、管理画面から
- ホームディレクトリ
- MySQL(データベース)
のバックアップをダウンロードできるので、手動でのバックアップも簡単です!
エックスサーバーのバックアップについての詳細は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
-
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レンタルサーバートラブル2:接続ができない・表示されない
- サイトに接続できない
- サイトが表示されない
というのも、サイト運営者にとっては大きなトラブルですよね。
これはどういった原因でおこるものなのでしょうか?
サイトに接続できない原因
- サーバーがダウンしている
- アクセス制限がかかっている
サーバーダウンについて
サーバーがダウンする理由としては、悪意のある攻撃や急激なアクセス増で高負荷になっていることなどが考えられます。
サーバーダウンに関してはこちらでできることはまずないので、トラブル対応が早く、信頼でききる運営元を選ぶしかありません。
実際にエックスサーバーは2017年11月にDDoS攻撃を受けましたが、その後の対応はしっかりとしていて、大きなトラブルにまで発展しませんでした。
(DDoS攻撃とは大量のデータを送りつけてサーバーの機能をパンクさせる攻撃です)
こういった問題に対しては、サービスによって対応力に大きく差があるので、過去のトラブル事例や各レンタルサーバーサイトの「障害・メンテナンス情報」などを参考にするといいと思います。
アクセス制限について
アクセス制限がかかる場合は、利用者側が
- 転送量の制限を超えてしまった
- 高負荷な動作を繰り返しor長時間おこなってしまった
という場合に起こります。
もし頻繁にアクセス制限を受けるようであれば、それはサイトの規模とレンタルサーバーのスペックが釣り合っていない証拠です。
その場合は
- プランを上げたり
- もっと高いスペックのレンタルサーバーに引越したり
する必要があります。
転送量や帯域についての説明についてさらに詳しくはこちらもどうぞ!
-
レンタルサーバーの帯域について徹底解説!転送量との違いとは?
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エックスサーバーであれば、最安値のスタンダードのプランでも1日の転送量が150GBなので、通常であれば全く問題のない範囲で利用できると思います。
レンタルサーバートラブル3:ハッキング(クラッキング)される
ごく稀にですが、サーバーがハッキングされてデータが改ざんされたりすることがあります。
(正しくはクラッキングですが、ここでは慣用的にハッキングと言います)
最近では、2013年にロリポップがハッキングされてWordPressサイトが大量に改ざんされるという大きな事故が起きました。
対処法としては、セキュリティに強い信頼できるレンタルサーバーを選ぶということになります。
「WAF(Webアプリケーションファイアーウォール)」に対応しているレンタルサーバーなどであれば、よりセキュリティレベルが高いと言えます。
あとは、
- SSLを導入して、通信の秘匿性を高める
- WordPressの管理画面の2段階認証を導入する
などは利用者側でできるので、必ずやっておいたほうがいい対応です。
これらは簡単にできる上に、かなりセキュリティレベルが上がります。
ハッキングやセキュリティホールをついた攻撃は正直いたちごっこの部分もあるので、常に最新のセキュリティにアップデートを繰り返してくれるレンタルサーバーが安全です。
エックスサーバーであれば、最新の技術をキャッチアップしてくれていますし、
- 国外IPアクセス制限設定
- ログイン試行回数制限設定
- コメント・トラックバック制限設定
などのセキュリティ対策も行えますので、信頼度が高いです。
欲を言えば「WAF」にも対応して欲しいところですが、性能の改善も頻繁に行われているので今後の動向に注目です。→2018年7月18日より、全プランでWAF対応(無料)となりました。
WAFなどを含め、セキュリティ対策については、こちらの記事を参考にどうぞ!
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レンタルサーバーのトラブルについてまとめ
レンタルサーバーのトラブルについてお伝えしました。
最後に今回の内容のまとめです。
- レンタルサーバーのトラブルで大きなものはこの3つです。
1)データの消失
2)接続できない・表示されない
3)ハッキング(クラッキング)される - データの消失に関しては、起きてしまう原因はいろいろとありますが、データのバックアップを取っておけば基本的には大丈夫です。
自動バックアップ機能があるレンタルサーバーなら安心です。 - 頻繁に接続ができない場合は、サイトの規模とレンタルサーバーのスペックがマッチしてない可能性があるので、上位プランに移行したり、もっとスペックの高いサーバーに引っ越しする必要があります。
- ハッキングについては、セキュリティや対応力の高いレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
利用者側でもSSLや二段階認証など、対応できることはありますので、もしもの時のために事前に備えておくことが大切です。
レンタルサーバーでトラブルに巻き込まれると、物理的・精神的に非常に大きなダメージを受けます…。
できれば起きてほしくないものですよね。
ですので、信頼性や対応力が高いレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
私はエックスサーバーを長年利用していますが、幸いにも大きなトラブルにはあったことがありません。
普段の対応力やサポートの手厚さからいっても非常に信用できるレンタルサーバーだといえますので、初めての利用の方にも自信を持っておすすめできますよ!
エックスサーバーについてさらに詳しくはこちらもご確認くださいね(^^)
エックスサーバーをおすすめする理由や、評判や口コミについてさらに詳しくはこちらも参考にしてみてください。
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